本日、図書館でそうだそうだ写真集を借りようと思って書架を移動しました。分類番号では748です。
石川直樹「POLAR」
星野道夫「星野道夫の仕事 1 カリブーの旅」
以前より、石川直樹 が気になっていた。同じ年だし、現在の日本では非常に数少ない冒険家であるから。たまにナショナルジオグラフィックの広告に名前が載っていてその存在を知った。実力はありそうな冒険家であります。以前読んだ彼の著書「全ての装備を知恵に置き換えること」の内容が個人的に印象が薄く、大したことがないんじゃないのか疑惑がありました。と言うわけで借りたのが「POLAR」です。館内でぺらぺらページをめくっていて嫌な予感。嫌な予感がしたので、近くにあった星野道夫の写真集もついでに借りてきました。
星野道夫は何冊か著作、写真集を読んで、展示会にも行ったのだがやはり良かった。石川直樹と写真も文章も実力の差が歴然としております。この2冊を妻に渡したところ・・・「ぜんぜん違うね」と一蹴。 POLARとカリブーの旅は同じ北極圏を舞台とした写真集で切り取られた風景も似ている点(当然石川が星野を意識している)があります。似たような写真を前にして、受け取れる感じ方の違い。カメラという同じツールを使いながらもこの結果の差。しみじみと実力の差というものを感じました。
星野道夫は類い稀な才能の持ち主であったことは間違いないで、比べられるのもかわいそうだが石川が僕を満足させてくれる才能を持ち合わせているかどうかにも疑問符がつきました。POLARは日本写真協会新人賞を撮った作品。この賞はたいしたことがないのではないか疑惑もついでに発生!
後数冊読んで残念本(ざんねんぼん、読む時間が無駄になる本)リスト入りかどうかを決めよう。
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