遠藤周作「闇のよぶ声」を読み終わった。久々の遠藤周作なのですが、裏表紙によれば「長編の心理的推理小説で非常に珍しい話題作」ということです。発表が1971年なので相当時代を感じます。主人公の一人が精神科医であるのもそれを感じさせる理由で、現代の2012年とはだいぶ雰囲気が違います。
推理小説、ミステリといった分野は時代と共に進化しているのだなと強く感じました。 設定とか人物の行動、心理描写はかなりおおらか。犯罪を犯す側の理由も複雑化しているし、それを操作する側の技術も進化している。
同じミステリ?でも池波正太郎の鬼平犯科帳の江戸の風俗には風情を感じるのは現代とまったく違うからですね。
2012年4月19日木曜日
2012年4月15日日曜日
第2期「自然への回帰」:
第2期「自然への回帰」:ノンフィクション、ネイチャー系作品を中心に・・・
読書遍歴、第2期。生まれも育ちも田舎だったので、自然というものがありふれた生活を18年ほど送っていた。
小学校は毎日30分ほどかけて歩いて登校し、1時間ほどかけて歩いて帰ってくるような生活をしていた。帰り道が長くかかるのは、途中で文字通り道草を食って遊んでいるからでザリガニ、イモリ、カブトムシ、ゲンゴロウなどなど捕まえたりしていた。そんな少年時代をすごしていたので、ネイチャー系の本というのはごく身近に感じるジャンルでした。小学生の時に椋鳩十の本を読み漁り、昆虫にはあまり興味がなかったのでファーブルではなく、シートン動物記を読んでいた。
その後、ちょっと大人になると、大人のネイチャー系を読み始め、第1期に遅れること数年でノンフィクション、ネイチャー系をよく読んだ。
レイチェル カーソン「沈黙の春」、「われらをめぐる海」、「センス オブ ワンダー」
ヘンリー デヴィッド ソロー「森の生活」、「孤独の愉しみ方」
ジョン ミューア「初めてのシェラの夏」
星野道夫「森と氷河と鯨(ワタリガラスの伝説を求めて)」
アラン ムーアヘッド「恐るべき空白」
宮崎学「死」
色々読みましたが、レイチェルカーソンの「センス オブ ワンダー」、星野道夫の「森と氷河と鯨」、宮崎学「死」は傑作です。宮崎学の「死」は文字通り自然界における死を撮影しており、動物が森で死んで、白骨化して、食べられたりして土に返っていく様子を撮った写真集です。
これは非常にインパクトがあって、自分もふと山の中で死んだらこういうプロセスを通るのか・・・やっぱ自分も自然の一部なんだなと思ったものです。是非皆さんも読んでみてください。
小学校は毎日30分ほどかけて歩いて登校し、1時間ほどかけて歩いて帰ってくるような生活をしていた。帰り道が長くかかるのは、途中で文字通り道草を食って遊んでいるからでザリガニ、イモリ、カブトムシ、ゲンゴロウなどなど捕まえたりしていた。そんな少年時代をすごしていたので、ネイチャー系の本というのはごく身近に感じるジャンルでした。小学生の時に椋鳩十の本を読み漁り、昆虫にはあまり興味がなかったのでファーブルではなく、シートン動物記を読んでいた。
その後、ちょっと大人になると、大人のネイチャー系を読み始め、第1期に遅れること数年でノンフィクション、ネイチャー系をよく読んだ。
レイチェル カーソン「沈黙の春」、「われらをめぐる海」、「センス オブ ワンダー」
ヘンリー デヴィッド ソロー「森の生活」、「孤独の愉しみ方」
ジョン ミューア「初めてのシェラの夏」
星野道夫「森と氷河と鯨(ワタリガラスの伝説を求めて)」
アラン ムーアヘッド「恐るべき空白」
宮崎学「死」
色々読みましたが、レイチェルカーソンの「センス オブ ワンダー」、星野道夫の「森と氷河と鯨」、宮崎学「死」は傑作です。宮崎学の「死」は文字通り自然界における死を撮影しており、動物が森で死んで、白骨化して、食べられたりして土に返っていく様子を撮った写真集です。
これは非常にインパクトがあって、自分もふと山の中で死んだらこういうプロセスを通るのか・・・やっぱ自分も自然の一部なんだなと思ったものです。是非皆さんも読んでみてください。
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